愛のカタチ


すごい迫力…。
先生も佑吏の顔に勝てないみたいで、反省文は逃れた。
佑吏、ナイス!

職員室を出て、早速佑吏に話しかけた。


「佑吏、大丈夫??」


すると佑吏がこっちを向いてニカッと歯を見せてあたしに笑いかけた。


『楽勝☆』


楽勝…って、さっきまでのは演技だった訳?!
ひどいよ佑吏~。


『だと思ったわ…』


昇多はあきれた様子。
きっと佑吏の演技には慣れているんだろうと思う。


『先生なんてチョロイもんよおっ』

「はは…。ありがとね」


苦笑いしながらも佑吏にお礼を言った。
佑吏が演技してくれてなかったらきっと反省文は書かされてたと思う。





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