愛のカタチ


ある異変に気づく。


・・・あれ?ない。

あたしの靴がなくなってる…。
昨日持ってきたはずなんだけどなぁ…。

まぁいっか、スリッパ借りればいいし。

一度職員室に行ってスリッパを借りてから教室へ向かった。

教室のドアを開け、みんなに「おはよう」と声をかけた。
…つもりだった。

その友達たちはあたしを見ただけで教室を出て行った。

・・・?
よくわかんない…。


「美々、おはよ」

「おはよっ★」

よかったぁ。美々は普通どおりで。

「なんか今日みんな変じゃない?」

「燐。これからは気をつけて。燐に何が起こるかわからないから。」


美々の言ってる意味がよく分からない。


「それと!祐吏と昇多いるのは避けた方がいいかも…」

「ねぇ、それってどういう意味?」

「大丈夫!あたしはずっと燐の見方だから」
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