愛のカタチ
だってこの中にあたしの上履きが…。
"キモい"
"死ね"
"調子のんな"
赤字でたくさん書いてある。
ヤダ…。何これ…。
「燐っ…。」
美々も心配そうにこちらを見る。
「ねぇ、美々。美々は離れていかないよね…?」
「燐…?あたしは燐の見方、ってゆったよね。」
確認だけしたかった。
"燐の見方"
その言葉がとても心強く感じられた。
美々となら大丈夫。
なぜかそう思えた。
あたしはそんな弱い人間じゃないんだから。