Pinky
1章
ピンポーン…

「早くしないと遅刻すんでぇー!」


ガチャ…


まただ…
「もう…鍵くらい閉めときぃよ!」

そういいながら私は中に入る

玄関入って二階の廊下を少し進んだ左の部屋の扉を開ける


「啓(ケイ)〜、起きて!」

ベッドの上で寝ている男の子の肩を揺さぶる


時計はすでに6時半をまわっている


「啓が遅刻したら私も同罪になんねんから!」

「…んやねん…。うっせぇなぁ…。」

やっと起きた…


「朝ごはん食べて、早く着替えて来て!」
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