Pinky
なんか…


もうどうにでもなれー…




―――

――


「…ぉ…、…美緒!」



「ん…。」


ズキッ



「いた…。」


ここ…家?


「美緒!」


私が起き上がるとすぐに啓が抱き着いてきた。




「けっ…啓!?どうし…。」



なんか啓、震えてる?





ああ…


私、坂井さん達ともめて、奈々を助けに飛び込んだんだっけ。



ギュウ…



私は啓を抱き締めた。






私はきっとこの人に

いっぱい心配かけたんだ。




啓、ごめんなさい。




言葉にはしなかったけど、伝えられたと思う。
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