Pinky
啓は私が話せるまで聞いてこなかった。



でもちゃんと話はせなあかん。




「啓…あのさ…。」


思いきって話した。



さっ君と私達がつるむようになって、その時からいじめがあったこと。


奈々に口止めしてたこと。

プールであったこと。



ピンからキリまで全部話した。



その間啓はずっと背中をさすってくれたり、頭をなでてくれたり…


私はいじめの話をして、泣きそうになってたと思うけど、啓が慰めてくれてたから泣かなかった。


< 105 / 226 >

この作品をシェア

pagetop