Pinky
5章
いじめもなくなり、平和な日々を過ごしていた。




さっ君はあれから少し私の事を気にかけて、ちがう友達ともつるむようになっていった。




啓と私の間にある友達という名の壁はまだ崩れていない。





「美緒〜。今日部活ないってさ。帰ろ」


「なんか啓、いつにもまして上機嫌やん。」


「ん?だって美緒と帰るの久々やん」



それもそうやね。


「ちょっとちょっと美緒!あんた達さぁ、最近関係変わってきてない?」


啓と英二が話をしているそばで奈々は私にヒソヒソ話をしてきた。



「!?な…なんもない!」


ちゅうはした事あるけど、それも1ヶ月くらい前の話。



それに今は何もされてない。


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