Pinky
「啓〜、今日…。」

「ごめん、野球再来週に試合あんねん。先帰っといてや。」



文化祭のためにやる事いっぱいあるのになー…

まぁ、いっか。


「わかった。」

啓が私のために大好きな野球を休むわけがないんよね。







あれ…?

…私……、


私のためとか…

何思っちゃってるんやろ。


その放課後…

私は晩ご飯を作らないとあかんのやけど、集中しすぎてかなり夜遅くまで居残りして作業をしていた。



「終わらへんし…。啓のご飯どーしよ。」


大きなため息をついた。

時計は7時を過ぎている。

バタバタ…


突然、廊下から誰かがって来る足音がしてきた。

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