Pinky
だめや。




あかん、私、意識しすぎやん。







「じゃーね。ばいばい。」


バス停で奈々と英二はバスに乗って帰っていった。






ま、待ってー!






心の叫びは奈々に届くことはなく、届いていたのは…






「お前、そんなに俺と2人きりになんの嫌なわけ?」






去っていくバスを眺める私を見てムスッとした顔で言った啓。







うわっ!?


エスパー!?









私は慌てて返事を返した。




「ち、違うねん。 …その…えっと…。」




言い訳を考えていると啓がニヤリと笑ってこう言った。








「あ〜、さっきのチュー思い出したん?」
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