Pinky
啓君の気持ち+2
部屋でお互いに向かい合って見つめあっていた。












「あのさぁ。」




ガタガタッ…









「え?どーしたん、啓。」







「どーしたん?」じゃねぇーよ。






お前がいきなり口開くからだろーが。





俺は緊張のあまりビックリしてベッドからずり落ちてCDの山にぶつかった。






マジこいつ何処まで鈍感やねん。



俺、今までにかなりキスだってしてんのに。



普通、自分の事好きでいてくれてるんやないか…とか考えるやろ。




なんか14年好きでずっと手を出さないように我慢してきたつもりやったけど、高2になってからや。







美緒が俺を見る目がなんか変わってきた気がする。




始まりは夢だと思って現実で美緒を抱き締めちゃってた時からやろうな。
< 152 / 226 >

この作品をシェア

pagetop