Pinky
「ちょ…ほんまに大丈夫?」



心配してる。

なんか笑いそう。






痛がってるのが嘘だって知ったら美緒は怒るやろうな。





ピタ…







え…



み、美緒…?






美緒の手が俺の額に触れる。


「うーん…どこも腫れてないで?」




俺は緊張のあまり、飛び上がってしまった。




「う…嘘だっつの。」




あーあ。

言っちまったやんか。



美緒がいつも俺が予想しない行動ばっかするからや。

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