Pinky
「なんやねん。今の俺の言葉にドキドキしたんか?」



あはは。

美緒、困ってらぁ。









「…ちゃうもん。」








ドキッ








次の瞬間、俺は美緒を抱き締めていた。







あちゃー…。


やっちゃった。




もう止まんねぇ…。












俺は今日、学校であれだけ美緒にキスしといて、まだ足りねぇみてぇ。




長い長いキス。



少し息苦しそうな美緒。

「まっ…て……。」






小さな抵抗をする。




それが俺には逆効果。



「お前が悪いねん……。」




俺の心臓に休みくれや。
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