Pinky
そして次の日。





朝早くから家を出て、開園と同時に入った。




美緒は朝早く起きたくせにあくびもせずに目を輝かせていた。





「美緒…精神年齢、小2と変わらんのちゃう?」



俺はそんな美緒を可愛いと思いながらも可笑しくて笑ってしまう。




「はぁ?啓と一緒くらいやし!」



「んなわけないやろ?なんで俺とお前が一緒やねん。」







「お前ら…高校生にもなって喧嘩すんのかい。2人とも幼稚園児と変わらんわ。」


兄貴が言う。



「「はっ!?」」




美緒とハモった。






徹兄ちゃんは笑ってる。


アトラクションを次から次へと乗った。




「やべ…吐きそうや。」



言い出したのは兄貴。



「さっきかなり食べて絶叫型乗ったからなぁ。」


そう言って、徹兄ちゃんは兄貴が気分良くなるまで休憩するからと言って、俺達2人で楽しんでこいと言ってくれた。


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