Pinky
「しゃーないな。アホ兄貴が元気になるまで俺達で楽しんでくるわ。」


「じゃあまた後でなぁ。」


美緒も続けて言う。






うわ、2人きりになれた。

今日は無理やと思ってたのに。








たったそれだけの事で俺のテンションはMAXになる。



「あれ乗ろうや!」


「え!待って!あっちでなんかショーやってるで?」


俺は見るよりも乗りたい派やねんけどなぁ。



美緒をちら見すると、見に行きたくてウズウズしてるような様子やった。



美緒が見たいんやったらいっか。






そう思った俺は美緒の手を引っ張って行った。





近くに行くと、キャラクターの着ぐるみが楽しそうにダンスを踊っていた。



「可愛い〜」



美緒はリズムにのって手拍子をしている。



< 160 / 226 >

この作品をシェア

pagetop