Pinky
ご飯の食材を買おうと、帰りにスーパーによって買い物した。

「明日の分も買わなね〜」

「何お前…。やけに機嫌ええやんけ。」


そりゃ〜…ね。


「ちゃんと啓が話してくれるから。昨日はすごい怒ってたやん。」


「……。」


あり…?
何で黙るの?


「ごめん…なんか気にさわる事言った?」

「別に…。」

まだ怒ってんのかな…。
少しの沈黙の後、

「今日はあれだなっ…。遅くなっちまったし、お前の徹(トオル)兄ちゃんも一緒に晩飯食べるか!」


啓が気まずそうな喋り方で重い空気を破った。


「あ、うん!そやね。」

慌てて私も返事した。


何に怒ってんのやろ…

やっぱ昨日の私に…やんなぁ。


少し啓の様子を気にしながら、家に帰った。
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