Pinky
「あの2人って付き合ってたんだ。」

「なんとなく気づいてたけどさ。」

…とか、周りから声が聞こえる。





あ…学校新聞か。



なんか公認ってうれしい。
…付き合ってないけど。




考えてにやける私を見て「何にやけてるのよ。」と半笑の奈々に言われた。





すると横にいた啓が自分の机の上にある学校新聞をみてポソッと言った。




「…付き合ってへんのにな。」












え…

今、少し迷惑そうに




言った?





啓の眉間にはシワがよっている。



私は今まで舞い上がっていたのに、啓の一言でどん底にまだ突き落とされてしまった。
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