Pinky
なんで?

今まで私のことウザがらなかったやんか。



私は何も言えず、ただずっと黙っているだけだった。



「あー、ほら。チャイムなるから2人とも席つこ?」


奈々と英二が気を使ってくれた。





啓と席は離れてる。


私の方が後の方の席にいる。




「…大丈夫?」



奈々は顔をのぞきこむようにして私を心配してくれた。





…全然





大丈夫やないよ…奈々。




私は声を殺してうつ向いて泣いた。


「私達がいらない事言ったから…。」



謝ろうとする奈々にそれは違うと伝えるため、首を横に振った。



そして一時間目の授業が終わった頃には泣き止んでた。
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