Pinky
「おい、美緒ー…。」
チャイムと同時に啓がこっちに来た。
「ごっ、ごめん!私…トイレ行ってくる!」
啓の言葉を遮って走ってトイレに言った。
後ろから「どうしてん…。」って聞こえた気がしたけど。
今はいちいち構ってられない。
さっきの言葉で泣いてた事を知られたくない。
―付き合ってへんのにな。―
頭から離れてくれない。
なんで?
…今までのバグとかキスは?
可愛いって言ってくれたのは?
…夢のような出来事が連続で起こったせいや。
私、自意識過剰になってる。
少しでも女として意識してもらえてるなんて思ってさ。
都合いいように考えてただけ。
私の事なんか何とも思ってないんやから…。
チャイムと同時に啓がこっちに来た。
「ごっ、ごめん!私…トイレ行ってくる!」
啓の言葉を遮って走ってトイレに言った。
後ろから「どうしてん…。」って聞こえた気がしたけど。
今はいちいち構ってられない。
さっきの言葉で泣いてた事を知られたくない。
―付き合ってへんのにな。―
頭から離れてくれない。
なんで?
…今までのバグとかキスは?
可愛いって言ってくれたのは?
…夢のような出来事が連続で起こったせいや。
私、自意識過剰になってる。
少しでも女として意識してもらえてるなんて思ってさ。
都合いいように考えてただけ。
私の事なんか何とも思ってないんやから…。