Pinky
新聞の事を言ってるんや。


「やっぱお前なんかに気ぃ使っていつも一緒にいるんやなかったな。やめときゃよかった。」



なにそれ…。


もう耐えきれず、泣いてしまう。



「俺、これから美緒とは一緒におるの止めるわ。朝もさ、わざわざ起こしに来んくてええよ。」


そういうと、啓は私に背中を向け、保健室から出ていこうとする。




「え…待っ!」


私はベッドから飛び上がり、啓の服を掴んだ。




ガターンッ!!



< 191 / 226 >

この作品をシェア

pagetop