Pinky
「−でさ、…やからさー、って、美緒…聞いてんのか?」


「へ?…あ、ごめん。」


2人きりの帰り道。

私が寝てたせいで辺りは真っ暗だった。



「あのさ…。」


突然さっきまでとは違う口調で話始める啓。



「あの萩原ってやつら、兄弟?」



いきなり改まったから何を言われるかと思ったら…。

「うん。鈴ちゃんは1つ下の妹やけど…。」


「そ、そうか。」




ぎこちない会話。
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