Pinky
「え?何?知り合い??」
さっ君は驚いた様子で私と南を交互に見る。
「私のいとこやねん。」
「ああ、なんや。啓やと思って振り向いたら違ったからびっくりした。」
あ…
それ、私も思った。
啓が来てくれたんだってちょっと期待なんかしたりして…。
もう…。
考えるのは啓の事ばっかりや。
「美緒…こいつ、誰?」
「あ…。」
「佐久間竜や。よろしくな。」
私の声を遮って自己紹介をしたさっ君。
…なんか敵視してるように見えたけど。
気のせいか。
「どうも。」
それだけ言うとすぐその場からいなくなってしまった。
さっ君はポカンとしている。
「あ、南は悪気はなくて…。ああゆう子やねん。」
「ああ。なるほど。」
さっ君は納得してくれたようだ。
「あ…えっと、じゃあ私行くね。」
「おう。…大丈夫か?」
「うん、ごめんね。ありがとう。」
そう言ってその場を離れた。
昼休みももうすぐ終わる。
そろそろ教室に戻らないと…。
重い足取りで教室に戻ろうと校舎に入った。
すると、入り口のドアの影にいた人と目があった。
さっ君は驚いた様子で私と南を交互に見る。
「私のいとこやねん。」
「ああ、なんや。啓やと思って振り向いたら違ったからびっくりした。」
あ…
それ、私も思った。
啓が来てくれたんだってちょっと期待なんかしたりして…。
もう…。
考えるのは啓の事ばっかりや。
「美緒…こいつ、誰?」
「あ…。」
「佐久間竜や。よろしくな。」
私の声を遮って自己紹介をしたさっ君。
…なんか敵視してるように見えたけど。
気のせいか。
「どうも。」
それだけ言うとすぐその場からいなくなってしまった。
さっ君はポカンとしている。
「あ、南は悪気はなくて…。ああゆう子やねん。」
「ああ。なるほど。」
さっ君は納得してくれたようだ。
「あ…えっと、じゃあ私行くね。」
「おう。…大丈夫か?」
「うん、ごめんね。ありがとう。」
そう言ってその場を離れた。
昼休みももうすぐ終わる。
そろそろ教室に戻らないと…。
重い足取りで教室に戻ろうと校舎に入った。
すると、入り口のドアの影にいた人と目があった。