Pinky
「んじゃ、そろそろ帰るか!」

「うん。」


自転車の後ろに乗らしてもらって家に着いた。

「んじゃね、美緒ちゃん。」
「うん、ばいばい」


手を振ってさっ君を見送った。

そして家にはいる。

啓がいるんじゃないかという不安はあったけど、案の定、勇斗兄ちゃんとお兄ちゃんしかいなかった。

2人とも寝ている。

「…よかった。」


そのまま私はラップされていたご飯を食べて眠りについた。


次の日、学校で奈々に愚痴っていた。

「ひどいやんなぁっ!」

「それはひどいね。」


あーあ。
最近本間に楽しくないわ。

奈々が職員室に用事があるらしく、私は一緒についていった。


すると…



「風岡せんぱーい!鈴とデートしてよぅ。」

「だーっっ!まじでウゼェ!!なんやねん、お前!?」


鈴ちゃんに後ろから抱きつかれている啓を目撃してしまった。
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