Pinky
「今日はやけに素直やな。なんかあったん?」

「ちょ!? なによそれ〜。まるでいつもの私が素直じゃない子、みたいな言い方やん。」


「なんか気にくわない事でも?」


ドSの顔で笑った。

「ーっ!大ありです!」


この啓も知ってる。

安心したから怒るのもやめよっと。


「パン持つわ。」

そう言って袋を私の手から取り上げた。


「あ…、ありがと。」


「やっぱ今日の美緒、変。」
啓は笑った。

啓の仕草とか、今何したかとか、何を思ってんのかとか、全部が気になってしょうがないんだ。




私…、啓の事

意識してる……?
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