Pinky
私の心にポッカリ大きな穴があいた気がした。


初めて聞いた。

好きな人がいるなんて…。


涙が出そうになった。

私の今の目はあくびした時の涙目だと思う。



顔見られたくない。


「そっか。あんな事言ってごめんね…。そろそろ家帰って寝るわ、お休み…。」


早く…

声が震えないうちに…


パタン…


荷物を持ってリビングを出た。

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