Pinky
気づけば教室には2人きりだった。


「あは…何言ってんねやろな。」


やばい…
あんなこと言われた事初めてだからかな…

意識しちゃうやん…



「あ…まぁ…、後でな。」


「あ、うん。」

そう言って啓は教室を出ていった。


私のお兄ちゃんは仕事で帰りが遅いから、夜は1人。

だから啓と一緒にご飯を食べてる。



さっきあんなに気まずかったのに…
変な雰囲気にならなかったらいいんだけど。



家に帰ってしぶしぶご飯を作った。
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