Pinky
「………美緒?」




うそ…








「けっ…いぃっ。」


泣き声でうまく話せない。


室内だから壁があって外は見えないけど開いている窓から声が聞こえた。


今の声は絶対…啓。




「!ちょっと待ってろよ。」

そう言うと走っていった。


しばらくして戻ってきた。



ガチャリ…




更衣室の鍵が開いた。
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