Pinky
座り込んでた私にそっと上着をかけてくれたのは…





「大丈夫か?」



やっぱり啓だった。



そして

ギュウッと抱き締められた。


「何があったんや。」


そっと優しく耳元で囁いた。



「ぅ…っ…ひっく…。」



来てくれた。



ただそれだけなのに嬉しくて涙が止まらなかった。



「とりあえず泣くな。落ち着いたら話聞くから先に 着替えろ。」


少し赤い顔して言った。






そっか。
私、水着やったんや。




「う…ん。」



しばらくして泣き止んだ。

それから

更衣室に行って着替えた。

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