Pinky
「あほちゃうもん!」


啓が笑ってくれるから私も笑えた。



「あほや。なんで忘れられて鍵閉められてんねん。お前、存在感薄いんちゃう?」



しっ、失礼〜!



「はぁ?普通、そういう事聞かないっしょ!」


よかった。

いじめ、気づかれてない。

「俺、デリカシーの欠片もないから。」


また笑う。



本当に、元気。


それでもって温かい。


一緒にいて楽しいんだ。




こんな人がいつもそばにいる私は幸せ者やね。



いじめの一つや二つ…


耐えるぐらいの力つけないと。




強くならなきゃ…


< 94 / 226 >

この作品をシェア

pagetop