消えない想い
出会い
-高2の春

私は、1年生を迎える入学式に出ていた。

「早く終わんないかな~」

そう言いながら私は1年生の名前を聞いていた。

『-以上・・・入学式を終了します』

やっと終わった。

「かーえーでっ」

と呼びかけるのは幼馴染の千佳だ。

「ちーかーあのはげの話長すぎるんだよー・・・」

泣きそうになる私を千佳が撫でた。
はげというのはうちの学校の校長の事だ。

「それよりさ!今日うちで遊ぼうよ!」

「いいねーそれ!行く行く!」

私と千佳は帰りに遊ぶ事になった。この時はまだ・・・
これからの出来事なんて何も知る由がなかった-・・・

-きーん こーん かーん こーん -

「楓行こっか!」 「うん!」

この時私が遊びに行ってたから貴方と出会えたんだよね。
千佳が誘ってくれたから・・・

「ねぇねぇ、やっぱりうちよりどっか行こ?」

帰り際千佳が言ってきた。

「そーだね、あっ!新しいお店出来たらしいからそこ行こ?」

千佳と遊ぶの久しぶりだなぁと思っていたら千佳が

「あ!あの子同じ制服着てる!」

と大きな声をだした。
千佳騒ぎすぎと顔をあげると顔をあげる。
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