消えない想い


なんでだろう・・・私どうしちゃったのかな。

「あの、先輩・・・大丈夫ですか・・・?」

やっぱり・・・優希君は優しい。
なぜだか私はその優しさに甘えてたみたい。

-だから私は前に進もうと思う。

「今日はありがとう。じゃ私帰るね」

笑顔で手を振った。
前だったら送るって言ってくれたのに何も言ってくれない。
帰りながら自然と流れる涙。
男の前で泣くなんて今までなかった。
優希君の前で涙を流すのは・・・なぐさめてほしかったから?
そうじゃなくて。ただ、優希君に対する感情が大きすぎて自分では
どうしようもないくらい涙があふれてくるんだー・・・
< 12 / 21 >

この作品をシェア

pagetop