消えない想い


「やっぱ知ってたんだ・・・」

「当たり前じゃん。うち等親友でしょ。」





千佳の言葉に自然と笑みがこぼれる。

「ありがとう」

ねぇ千佳、千佳は私の一番の親友だよ。
言葉には出さないけど大好きだよ。

「やっばっ!!楓時間だよ!!早く行こ」

-え?と時計を見る。

「うっそっ!!HR始まってんじゃん」

私達は急いで靴を直し教室に向かった。

「はーい、2人共遅刻ね。
放課後掃除お願いね」

教室では皆席についていて私達を見て笑っていた。
しぶしぶ席につき、HRを終えた。
てゆか放課後掃除とかまぢ有り得ないし-・・・

まっ千佳と一緒だからいっか。

そして放課後・・・

「ふ~やっと終わったね~」

「うん・・・」

「どうしたの叉悩み事?」

「何でもないよ、ありがとう」

ふと校門に目が行く。
私の目の前に映ったのは優希君と蝶と
呼ばれたのはあの子だった。

「-っ」

気づいたら私は無我夢中で走っていた。
走っていると目の前が暗くなった。
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