消えない想い
「あのー先輩?冷たい方が良かったですか?」

「あ、ううん ちょうどホットが良かったの!
何でホットが欲しいて分かったの?」

「あ!いや何か寒がっていたから・・・なんですけど」

「ありがとう!」

満面の笑みを向けたけどそれでも寒かった。

「あのー・・・上着貸しましょうか?」

こいつ超能力者なのか-?!でも冷静になり

「君が寒くなるからいいよ。このココアあるからさっ!」

あ...

「そういえば、君って名前なに?」

「俺ですか?」

「君しかいないでしょ」

「-です」 「え?」 「佐伯優希」

「かっこいい名前だね。私の名前は 「橘 楓」 」

何で知ってんのー?!

「俺超能力者なんで」

「え?!」

「冗談ですよ」

-なんなのこの人...冗談抜きで。

「何で私の名前知ってんの?佐伯優希......くん」

私は違和感を感じた。
『佐伯優希』 私... どこかで...

「先輩?どうしたんですか?」

「ううん、何でもない。今日はありがとう!
もう遅いし私帰るね」

ぐいっ 「橘先輩!」

後ろを振り向くと佐伯優希が立っていた。
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