消えない想い
すれ違い
「楓先輩!!」 「・・・っ・・・私寝てた・・・?」
何も覚えていない。えーっと昼休みで千佳がいてー・・・
「貧血だそうです。先輩最近「優希君のせいだよっ」
「俺のせい・・・」
「あっ・・・」
優希君の表情が変わった。
「そーですか。すいません。もう近づきませんから」
-は?なんでそうなるの・・・?
意味分かんないよ。
「失礼しました」
「えっ・・・ちょっと・・・」
-ガラガラ
「先生!」
「佐伯君帰ったのね。ずっと居てくれたのよ?」
私最低な事しちゃったんだ。
携帯を開き『サ』の行を探す。
そういえば優希君のメアド知らなかったんだ。
「はぁ・・・」
最近ため息ばっかりだなぁ。
明日にでも謝れれたらいいな。
「先生、私帰ります」
「分かった。お大事にね」
「失礼しました」
さっきは酷い事言っちゃったなぁ。
最近、てゆーか優希君に会ってから私は
振り回されてばっかりな気がして・・・。
「・・・はー」