草食君の説明書★
「んで、無くして今に至るってこと?」
「はぃ…。」
あれから必死に探して探したが…結局無くて。
教室に大人しく入って、百合に状況説明。
「どぉじよ~」
「また買えば?」
「嫌だ!!!!!」
「なんで?…………あ~そう言う事か。あの伊達眼鏡、草食君からのプレゼントか♪」
そうだもん。
あれは和馬とまだ付き合う前に、中学の集まりで会った時に買ってくれたんだもん。
そんなものを無くすなんて…。
「ありえない…。」
「ってかさ?その関西君が持ってんじゃない?」
関西君…?
あ!!!!そうかも。
確信はないが聞いてみよう。
少しでも、眼鏡への希望が見えて元気がでた。
「本当に単純。」
百合が呟いたのも聞こえないくらいに、一生懸命になってた。