となり。

寂しい夜は、だれかの腕の中で。




目をうすらと開けると、うざったいくらいのピンクの照明。


(こんなにハデなホテルは初めてかもー…)


奈央、18歳。

隣には、今日会ったばかりのオジサン。

あたしを買ってくれた人。


あたしは知らないどっかのだれかと肌を重ねることで寂しさを埋めていた。


そんなことで埋めることなんてできない、そう思っていても。


< 2 / 21 >

この作品をシェア

pagetop