らぶれたぁ~いつか君に…~
外に出ると、雪が降ってた。


ちっちゃくて、ヒラヒラとあたしの肩に落ちる雪。


冷たい…。



でも、綺麗…。



あいつの後姿を何故か探すあたし。


やっぱ…似てる…。



あの、隼人くんに…。



もし、そうなら。



聞きたいコトいっぱいあるんだょ??



なんで転校したの…??



タイムカプセルに何入れたの…??



あいつの後姿に手を伸ばしてみる。



きっと。



夜だから…。



きっと。



寒いから…。



『ポロッ。』



だから、目から水なんて出るんだょ…。



「ふ…ふぇ…。」



なんで…??



遠ざかる君の後姿を見てると、涙が溢れた。



きっと。



雪のせい。



こんなやつ、好きになんかならないんだから。



だから…。


止まれ、あたしの涙。



声にならない声で真っ暗な夜のなかひたすら泣いた。



寂しくて、辛くて、切なくて…。



離れないで…。



そぉ不覚にも思ったあたし。



雪が降る、寒い夜のコトでした。
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