1995




「ばいばい、愛してる。」


ドアノブに手をのせると涙が出てきた。


もう後悔はしない。ばいばいしゅうや、愛してるけどあなたじゃないの。

ごめんね、しゅうや。


ドアを開けるとひんやりとした風が吹きほほをかすめる。

星が綺麗、


マンションは静かでハイヒールの音が響く。

起きてよ。ねぇ。



しゅうや…



< 3 / 6 >

この作品をシェア

pagetop