あたし専用の恋日記。
「え!?未嘉が倒れた!?」

あたしは学校に行くと、きのう未嘉が倒れたと聞いた。
なんで・・・未嘉が・・・!?
「大丈夫かな未嘉・・・」
「未嘉ちゃんやっぱ美少女だからひ弱なのかもなー」
そんな事どうでもいい。
未嘉は大丈夫なの―――――!?
「もしもし未嘉!?大丈夫!??」
あたしはいてもたってもいられなくなって、未嘉に電話した。
『あー大丈夫。
なんかストレスたまっちゃってたらしいよぉ』
「そんな・・・ごめんね気づいてあげれなくて!!」
怒りが込み上げてきた。
何もしてあげれない自分に。
「・・・学校来れるの?」
『うーん、今日は休むー。
明日行けると思うから』
「そっか。安静にしててね」
『うん、ありがとう』
よかったぁ・・・。

あたしは教室に戻った。
「!
あいつでしょ、奏って奴」
「ひどいよねー」
・・・何!?
あたし何かしたの!?
「・・・奏ちゃん。あんたさぁ、もう桃瀬(ももせ)と一生話さないって言ったらしいじゃん」
「桃瀬かわいそー」
桃瀬とは。
ちょっと前まで親友だったけど、いろいろあって普通の友達に戻った子。
「一生話さないなんて言ってない!」
普通の友達と同じくらい・・・に会話の量を減らすって事は言った。
「嘘つくんじゃねーよ」
「桃瀬言ってたし」
「お前なんか消えちゃえばいいんだよ、人の気持ち傷つけやがって」

・・・お前なんか消えちゃえばいいんだよ

おまえなんかきえちゃえばいいんだよ

オマエナンカキエチャエバイインダヨ・・・・・
< 10 / 67 >

この作品をシェア

pagetop