あたし専用の恋日記。
デート当日・・・。

今日はちょっとメイクしてみたけど・・・
見慣れないから変な顔に見える・・・。

「かーのじょ♥」

・・・ん?
あたしの事??

見知らぬ男2人があたしに近づいてきた。

「かわいいねー♥」
「オレたちと一緒に遊ばない?」

・・・は?

「い、いいです、遠慮しときます」
「な~んで~?オレらかわいい子大歓迎~♥」

そう言って男たちはあたしの否定も無視し、
あたしの手首を掴んだ。

「さッッ、一緒に行こッ」

―――プツン。

・・・キレてもいいですか―――?

どすッッ!!

「ぶっっ!!」
あたしは男の腹を殴った。

「軽くやったつもりなのに・・・ごめんね」

わざと笑ってみせた。
軽くやったなんてほんとは嘘。
力いっぱいやった。

「なんだよぉ、一緒に行こ・・・」

むか。

あたしはもう1人の男にも同じことをしてやった。

「う・・・・・っっ」

「しつこいよ!!
嫌がる女の子を強引に誘うなんて最低だね!!!!!」

もうほんっとに最低。

「・・・未嘉?」

!!
・・・川田先輩!!
「あ・・・」
見られた!?

「お前・・・」
・・・もう終わった。
なにもかもが・・・。

「・・・何ナンパされてんねん。
オレに妬かせたいんか?」
「!?」
妬くって・・・!
「ちがッッッ」
「はは、冗談やよ」
・・・ッッ!!
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