あたし専用の恋日記。
「よお。どうした?暗い顔して」
「聖都・・・」
あたしは未嘉が観歌と仲良くするから勝手に妬いて、1人で下校した。
「なんか・・・転校生が未嘉と仲良くして・・・」

「妬いてるんだ」

「!?」
「図星かー。お前わかりやすすぎ」
あたしは一気に赤面。
だって“妬く”なんてかっこ悪すぎ。
「ご・・・ごめん。
妬くなんてかっこ悪・・・」

「なんでかっこ悪い?」

・・・え?
「聖都・・・?」

「お前まだ14歳の女の子なんじゃねぇの?
だったら“妬く”とかあっても当然なんじゃねえの?」

・・・そんな事考えてもみなかった。
「・・・うん」
確かに―――そうかも。


「・・・藍田」


「何ー?」

あたしはまだ

聖都の真剣な声に

気づいていなかった―――――
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