あたし専用の恋日記。
「えぇぇええぇぇえぇえええぇ!!!!
ついに奏が聖都様と付き合ったぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁ!!!??」

次の日。
学校に行くと、すっごいうわさが流れてた。
「でもまぁ、藍田奏も上戸マヤちゃん似でかわいいし、別にいいんじゃね?」
「甘いわよ!男子にはそう見えても、女子から見たら藍田奏は女芸人以下よ!!」
・・・。
何このうわさ。

「よお藍田!」
「聖都・・・」
あたしは作り笑いした。
「・・・周りの声なんて気にすんな」
・・・え・・・
聖都・・・わかってたの!?

「行こ?」

聖都の甘いささやきに、あたしは顔が赤面していくのがわかった。

「うん・・・」

もう、周りに冷やかされてもいい。

この感情を・・・

聖都が好きって言う気持ちを、貫くんだ。
< 44 / 67 >

この作品をシェア

pagetop