あたし専用の恋日記。
誓い
~奏~

未嘉と仲直りできてよかった。

ほんとによかった。

あたしは、聖都にすがって大泣きしてしまった。
聖都は“よかったな・・・”って優しい声をかけ続けてくれてた。

「聖都ー!おっはよーお!!」
あたしは次の日、聖都と一緒に登校した。


「よー藍田。
あのさ、オレお前の事“奏”って呼んでいいか?」


・・・・・。
「はいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!??????????????」
まじで!?
だけど確かにあたしだけ名前で呼ぶって言うのも・・・・・変??
「べっ別にいいけどぉ・・・・・」
照れちゃうよ・・・はぁ・・・・・。

「奏」

聖都の甘いささやきに、あたしは真っ赤になってしまった。
「・・・恥ずいか?」
聖都は笑いをこらえてる。

「・・・ううんっっ!!奏でいいよ!!
じゃあねッッ!!」

あたしは走って学校まで行った。

なんか急に・・・聖都の前にいるのが恥ずかしくなった。
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