ずっと君のそばに…

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俺は紗耶香が好きだし、今年も紗耶香と花火が見たい。


でも、濱口先輩を応援する側に立っちゃったからには、紗耶香を濱口先輩の元に送り出さなきゃならないんだ…。



紗耶香は濱口先輩の誘いを断ってまで、俺や家族で花火を見るのを楽しみにしてんのに。


俺は紗耶香の幸せを願ってるより、自分の立場しか考えてないんだ…。



紗耶香のｷﾓﾁを無視して、俺のｷﾓﾁもごまかして、自分の立場を優先して、紗耶香を濱口先輩の元に送り出そうとしてる…。



野中の『いつもそーだな』という言葉が、情けない自分の心に突き刺さった。