ずっと君のそばに…
部活が終わって着替えた後、俺は片付けをしている青木のところに向かった。



『お疲れ☆』


青木は手を止めて俺の方を見た。



『今日…6時に学校で待ってる』


俺はそれだけ告げて、『お疲れ』と言って体育館を出た。



結局俺はびびりで、紗耶香のキモチよりも、自分のキモチよりも、自分の立場を優先した。






この時の決断は、今も後悔している。
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