ずっと君のそばに…
バスケ部でマネージャーをしている時の青木と、今日の青木は全然違う。


俺は今まで、“癒し系”とかって部員に言われてる、マネージャーの青木しか知らなかったけど、目の前にいる青木は、鋭くて、芯が強くて………。



『今、三浦くんが返事をするなら、NOって答えるのは分かってる。

だから、急がなくて良いから、ゆっくり考えて、答えを出して』


青木はそう言って、『また明日の始業式でね♪』と言って、帰って行った。



青木はやけに俺の扱いが上手くて、気付いたら俺は青木のペースに飲み込まれている。


でも、ゆっくり考えたところで、俺は青木のキモチに応えようと思う日が来るんだろうか…。
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