ずっと君のそばに…
『頭いっぱいで分かんな〜い!!』


紗耶香は教科書を投げ出して、俺のベッドに寝転がった。



無防備過ぎる奴。


俺がどんな気持ちでその姿を見てるかなんて、全然分かってない。



『頭いっぱいって、まだ大して進んでないじゃん。

テスト範囲の1/4も進んでねーし…』


俺は平静を装って答えた。



ベッドの上で伸びなんてすんなよ。


Tシャツが上に持ち上がって、チラッと紗耶香のへそが見えた。
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