秘密の同居
「そう。」
『へぇ~彼女と……って、彼女!?
夏木君…彼女いんの!?』
うっとうしそうにあたしを見ると、ソファーにドサッと座ってくつろぐ。
「いるけど何か。
別にそんなに驚く事じゃなくね?」
『だ、だ、だって…!
彼女いるのに女と一緒に住むなんて…』
「そんなの仕方ないだろ。
金貯まったらすぐ出てくし、それまではちゃんと隠し通す。
あいつも俺の家庭の事情ちゃんと分かってるからご心配なく。」
彼女…やっぱり事情知ってるんだ。