秘密の同居



「木村…お前こんな所で一人サボってんじゃねぇよ。
あっちぃ…水ねぇの?」


胸元をパタパタさせて汗を光らせる夏木君が妙に色っぽく見えて思わず目を反らした。


「あっ、水ならアユ持ってるよっ!
飲む?」


付いて来ていた女が猫撫で声で首を傾けながら上目使いで夏木君に水を渡していた。


「あぁ…遠慮なくもらう。
サンキュ。」


ごくごく飲む首がまたセクシーで、その場にいた皆がその姿に思わず釘付けになった。


「夏木君と間接キスだぁっ!」


ふふ、と笑った女に鳥肌が立った。


< 155 / 435 >

この作品をシェア

pagetop