秘密の同居



『…パーフェクトなんだ…。
あれ?でも、彼女いるよね?』


普通にそう言ったあたしにかおるが驚いた。


「あんた、それは知ってんの?
最近出来たみたいよ。
河合弘子。
中学からずっと河合さんの片想いだったんだけど、最近やっと付き合ったみたい。」


河合宏子…?
知らないなぁ…


『河合さん、どこにいる?』


「河合さんは三組だから………。
あ、あそこ!
あの小さい人!」


かおるが指指す人を見ると、小さくてショートカットのクラスにいても挨拶程度の関係で終わりそうな地味で普通の女の子だった。


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