秘密の同居



エヘヘ、と笑い合っていると、遠くにえっちゃんを見つけた。


『…あ!
ひろちゃん、ごめん。
友達に伝えなきゃいけない事あるから、また後でひろちゃんの所行ってもいい!?』


「うん、いいよ。」


ありがとう!と手を振り、えっちゃんの元へ走った。


『えっちゃん!!』


あたしの声に振り返ったえっちゃんに、かおるの話しを始めに聞いた。


「全然いいよ。
わざわざそんなの聞かなくてもいいのにね。」


そう言って笑うえっちゃんに、さっき見た事について聞きたくて仕方なかった。
でも、先生となんて言い出せないし、言いたくないかもしれない…。
えっちゃんから話してくれるのを待つべきだよね…?


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